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記事一覧

軍閥は「統制派、皇道派」だけでなく、当初は「清軍派」もあるとされていた!

私がトレースし直した「昭和9年憲兵隊所有の陸軍派閥系統票」から、軍閥は「統制派、皇道派」だけでなく、当初は「清軍派」もあると憲兵隊に認識されていたことが明確にわかる①この表こそが、統制派、皇道派の名がつけられた最初期のもので、おそらく片倉衷の証言「私の参本時代、美座大尉(美座時成・陸士28期)という憲兵が私の所に派閥系列表を持って来た。皇道派、統制派、清軍派の系列表です。」だと思う。片倉の証言を信じるな...

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第5回 興亜観音で本当の歴史を学ぶ会講演 「松井石根大将と興亜観音」

松井石根大将と興亜観音 溝口墨道  於興亜観音 2019年10月20日始めに本日は、松井石根大将と興亜観音という題でお話させていただきます。始めに二点、申し上げさせていただきます。●「ある人が、先の大戦への誤った理解を正し、松井大将の事跡を正当に評価することと、平和を追求する仏教の教義は、矛盾するから「興亜観音」の存在自体が矛盾し成立しない。」と主張したことがあるが、それは間違っているとはっきり申し上げさ...

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フィリピン独立を夢見、応援していた松井石根大将

フィリピン独立を夢見、応援していた松井石根大将 戦前、松井石根大将がフィリピンの民族主義者や独立党(サクダリスタ党)のベニグノ・ラモス氏を支援したことは米国に知られていた。 戦前既に、ピオ・デュランフィリピン国立大教授が顧問の「フィリピン大亜細亜協会(当然独立支援・本部会長松井大将)」も設立されていた。 米国に心底恨まれたことは、東京裁判で直接関係のないフィリピン人検事に最も強烈な松井大将死刑要求を...

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松井石根大将のお人柄が最古の仏典に説かれる理想の聖者の姿と重なる

松井石根大将の生涯を、見るたびに、その聖者にも思える人格に感銘を受ける。私には、最古の仏典に帰される「聖者」の姿に松井石根大将が重なってしょうがない。所謂A級戦犯として巣鴨で松井石根大将と同室だった思想家の大川周明は松井大将を評して「語黙動静、坐臥進退、凡そ将軍のように微塵も衒気なく、而も挙措自ら節度に叶って居る人は、絶無でなくとも希有である。「何を以て君子と知るや、交情また淡の如とし」私はこの淡...

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最後の武士、聖将松井石根が幼少期に受けた武家の薫陶

評伝 松井石根大将 その一   溝口墨道 最後の武士、聖将松井石根が幼少期に受けた武家の薫陶【巣鴨拘置所で松井石根大将と同室の大川周明の言葉】松井石根大将が、正に「聖将」と感じさせるような高潔な人格を持っていたことは、下記のような厳格な人物評を行う者たちの絶賛からも疑うことができない時事である。大川周明は巣鴨で同室であった松井大将を評して「銭湯に入る人は、他人の前に肉体をさらさねばならぬ。同様に監...

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プロフィール

bokudoart

Author:bokudoart
 幼少より絵を描く事、中国や北方・中央アジアの歴史が大好きであった。大学を卒業し会社勤めのあと中国の美大で水墨人物画を専攻し美術史専攻の大学院にも進み中国の古文献読破に数年間没頭した。以来、約二十年画家・美術団体代表として活動中。中国での生活で、今後の世界における日本の果たすべき歴史的役割を明確に知った。
 1万年以上途切れることなく続いた縄文文化に根差した日本という国の文化の素晴らしさを日本人は自覚し世界にそれを広めなければならない。青学大卒、南京芸大院修